ヒロシマ日記
1975(昭和50)年
出版社:法政大学出版局
初版は1955(昭和30)年、朝日新聞社より発刊。
蜂谷道彦氏は内科医で、広島逓信病院長として被爆者の治療や原爆症の研究にあたった。
自分の被災時の状況を医師の視点でつづった。
見たり、聞いたり、思ったことを暇さえあれば書き留めてていたメモを整理して記された。
当時の医療体制や、被爆者のようすが克明に記録され、原爆医療の出発点を書き残したとも言える手記。早くに外国語版が出版され、海外にヒロシマの原爆被害を伝えた。