破壊の日―外国人神父たちの被爆体験

1983(昭和58)年

著 者:カトリック正義と平和広島協議会 編

 チークリス氏は、ドイツ人神父で戦中・戦後に広島のカトリック幟町教会に赴任、自身も被爆した。
 氏は、戦後、共に被爆したフーゴ・ラッサール神父とともに、幟町教会の再建、つまり、世界平和記念聖堂建設にまい進し、その後、東京に拠点を移すも、終生、日本での伝道に尽力した。
 体験記の中でも数少ない、外国人から見た戦時下の日常や8月6日の状況、その後の復興のようすを俯瞰的に記述した体験記。