ごあいさつ

被爆者数(原子爆弾被爆者健康手帳所持者数)は、1980年3月には37万2264人でしたが、被爆70年の2015年3月末には18万3519人と半減し、平均年齢は80.13歳となりました。原爆の惨禍を伝え、記憶する上で、書き続けられてきた「原爆手記」の重みは一層増しています。
ヒロシマ通信では、これら「原爆手記」を、より広く知っていただくための一助となるよう、書誌情報のWeb公開に踏み切りました。
原爆手記掲載書誌・雑誌総目録は、亡くなられた被爆者を含め、一人一人の体験に触れ、学び、知るための基礎資料として、ご活用いただければ幸いです。

2016年4月
「紙碑」・原爆手記総目録編纂委員会 代表 宇吹暁

この度、「紙碑」・原爆手記総目録編纂委員会は、「ヒロシマ通信」研究会に改称しました。被爆70年の2015年以降に出版された「原爆手記」の書誌情報や未収録の情報を加えて、データベースを更新しました。
タブレット端末でもアクセスできるようになり、データベースの利便性を向上しました。
原爆被災の実態を表した手記は、生存者が少なくなる中、被爆体験を後世に伝える大きな役割を担っています。このデータベースがその入口になれば幸いです。

2022年2月

被爆体験記『被爆者阿部静子は語る ―悲しみに苦しみに 生きていてよかった』「ヒロシマ通信」研究会が聞き取り2024年末に発行した
『被爆者阿部静子は語るー悲しみに苦しみに 生きていてよかった』(205㌻)を
このサイトの体験記紹介のコーナーに全文を掲載しました。
第1章「原爆被爆」と第2章「悲しみに苦しみに」は英訳も載せています。
いずれもダウンロードできます。ご高覧をいただければ幸いです。

2025年12月

「原爆手記」に関心のある方や、サイトに未収録の手記情報をお持ちの方は、こちらからご連絡ください。
連絡先 E-mail:hifukushisho@gmail.com


原爆手記掲載書誌・雑誌総目録の作成には、広島市の原爆死没者慰霊等事業補助を受けました。Web公開には、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金の支援を受けました。